自身2度目となる野音ワンマンで、9nineワールドを縦横無尽に展開

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筆者:2012年の野音、楽しかったなー!
一同:シーン……
筆者:ええっ!(汗)

6月に行った、『GiRLPOP 2015 SUMMER』号での、新曲「HAPPY 7 DAYS」のインタビュー時に、2012年8月に行われた “野音の9nine” に触れた際の、メンバーとのやりとりだ。

オープニングが5人による “バンド演奏” だったことが象徴的だが、いくつものトライすべき案件が目の前にあり、キャパ的にも2012年当時の彼女たちにとって、野音は過去最大規模の会場。それは、まったく余裕のない、著しく負荷のかかったライブだったようだ。前述のインタビュー時に、全員が口を揃えて「お客さんに助けられた」と話していたのが印象的だった。個人的には、観客のフォローによって成功に導かれていくライブが悪いライブだとは決して思わないのだが、自分たちのパフォーマンスで広い会場を完全に掌握することができなかったという実感は、グループの記憶の中に、深く刻み込まれているようだった。

そして、2015年7月18日。日比谷野外大音楽堂にて “9nine Live Circuit 2015” のファイナル公演が開催された。

結論から言うなら、いやー、良かった。楽しかった(笑)。時折、小雨が降るあいにくの空模様。だが、それもその後の奇跡の展開の伏線に!

ライブは、序盤から会場全体が一丸となってブチ上がる展開。「THE MAGI9AL FES.」「少女トラベラー」そして3曲目にして早くもメンバー紹介ソング「9nine o’clock」。テンション高めの楽曲揃いということに加えて、客席側のコールが映える楽曲を序盤で畳み掛けることで、会場の温度と一体感を同時に引き上げる作戦が大当たりした。加えて「少女トラベラー」中に、メンバーが客席中央の通路に移動してパフォーマンス。まだ2曲目だよ!会場を隅々まで掌握するという、前回野音の課題は、序盤の数曲でいとも簡単にクリア。のちに「野音が狭く感じた」発言が飛び出したのも当然だ。

メンバーから事前に発信されていた、当日はTシャツやタオルなど、なにか “赤いもの” を身に付けてきてほしいという提案により、真紅に染まった客席。隙間なく“赤”で埋め尽くされたステージセットも含めて、視覚的にも野音は、ひとつの大きなかたまりとして存在していた。

さらに「HAPPY 7 DAYS」では、会場全体が赤いサイリウムで埋め尽くされるという、メンバーへのサプライズが実現!サイリウムは、会場外で有志のファンの方が、来場者ひとりひとりに配布(私ももらいました)。7曲目という、思いのほか早めのタイミング(まだまだ明るい時間帯)ではあったものの、美しい景色の中で、ステージを含めた会場全体の結束がより強まる結果となったことは言うまでもない。

ライブ全体を通して、バフォーマンスはすこぶる安定。余裕さえ感じさせるステージングで、9nineワールドを縦横無尽に展開していく。「LOVE VAMPIRE」あたりが、鉄板曲としてきっちり育ってきていることが確認できたり、音源では想像できなかったほどのライブ映えに驚かされた「シ、グ、ナ、ル。」(シングル「HAPPY 7 DAYS」C/W)などでも、今も進化を続ける9nineを確認することができた。

そして前述の“奇跡”は中盤のMC中に起こった。

やはり天候に恵まれなかった前回の野音で、「koizora」を歌う際に、ちゃあぽんがドス黒い空に向かって(笑)「空、キレイだね」のトンチンカンな発言をした、というエピソードをワイワイ話している最中に、みるみる空に晴れ間が広がり、しかも見事な “虹”が出現!そして次の曲は「koizora」なのだ!いやー、持ってるね、9nine!

終盤は、王道曲のオンパレード。“名曲多し!”の思いを改めて確認するいつもながらの時間帯が、ハイレベルかつキュートなダンスとともに続く。9nineファンにとっては、まさしく至福の瞬間だ。アンコールでは、白い衣装に包まれた5人が登場し(本編中盤に赤→青へのお色直しもありました)、8月にリリースが決定しているTVアニメ『電波教師』新エンディングテーマ「MY ONLY ONE」を披露。さらに「cross over」「困惑コンフューズ」という鉄板曲を連続投下し、Wアンコールの「Party9」で大団円を迎えた。

ラストの「困惑~」のタオル回しと「Party9」のハイテンションダンスで、ステージも客席も見るからに完全燃焼状態。日比谷野音全体に、心地よい“やりきった感”が漂っていた。

最後に、ライブ終了後、ちゃあぽんに「(前回野音の)リベンジできた?」と聞いたら、満面の笑みでサムズアップ(親指を立てるジェスチャー)が返ってきたことを、ここに記しておきます。

 

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