lyrical schoolが次なるステージへと昇ったことを確信したライブ

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ジャンルを超えて好評を集める最新アルバム『SPOT』の発売を記念して行われた、lyrical school全国ツアー“date spot”。沖縄・福岡・大阪・名古屋・福島・札幌のライブハウスを回る、グループ史上最大規模となったツアーのラストを締めくくるのが、Zepp DiverCityでの公演だ。

舞台上にはセットが組まれ、これまでのリリスクのライブとは一味も二味も違う気合いを感じさせる。たくさんのヘッズたちが集まったフロアにハウス・オブ・ペイン「Jump Around」が流れ、一気に温度が高まったところで客電が落ちる。すると舞台には映像が流れ出す……深夜の遊園地に忍び込んだリリスクのメンバーたちが、時間を止めて秘密のライブを行うという設定だろうか。懐中電灯を持って園内を徘徊する映像とリンクするように、真っ暗なステージ上に懐中電灯を持ってメンバーたちが現れた。深く被ったキャップを高く放り投げ、ライブはスタート!「I.D.O.L.R.A.P」「PRIDE」と、アイドル・ラップの先頭を走る彼女たちが、4年半を越える活動の中で掴み取った強いプライドと、揺るぎない想いが込められた2曲を立て続けに披露。休む間もなく「brand new day」「OMG」「S.T.A.G.E」と次々と楽曲を繰り出しては、大きな舞台を縦横無尽に駆け回りながら楽しげに踊り、力強くも表現力豊かなラップをブチかましていく6人の姿には、何度も目頭が熱くなる。いやホント、結成初期の頃なんかに比べたら完全に別グループじゃないかと思うぐらい、立派にステージアクトをこなしていく。

中盤には「ひとりぼっちのラビリンス」「CAR」「P.S.」「ゆめであいたいね」とメランコリックな表情を窺わせるメロウなナンバーも披露。緩急わきまえた構成は、lyrical schoolの音楽性の幅広さをあらためて感じさせる。

再度映像によるインターバルを挟み、メンバーそれぞれのイメージカラーを取り入れた私服っぽいスタイリングの衣装に着替えると、ここからは怒濤のパーティータイム!ayakaの〈ドラムスプリーーズ!〉というシャウトで始まる「そりゃ夏だ!」に始まり、「リボンをきゅっと」「PARADE」「プチャヘンザ!」「photograph」「FRESH!!!」と、どんだけ名曲揃いなんだと痛感させられる無敵のセットリスト。舞台セットの上段に6人が横一列に並び、映像に照らされながら踊るシルエットは、鳥肌が立つぐらいにカッコいい。

そしていよいよ本編ラスト。先行公開されたMVをバックに映し出しながら、最新シングルの「ワンダーグラウンド」を披露。冒頭から流れていた映像も、後半着替えて出てきた衣装も、すべてこのMVで描かれた世界につながっていたのだ。キャッチーなディスコ調のサウンドが施されたこの曲が、今年の夏を彩るサウンドトラックとなることを予感させる、最高に楽しいエンディングだった。

本編が終わり大きな拍手が鳴り止まない中、アンコールに応えリリスクが歌ったのは「tengal6」。この日のライブで感じたのは、6人のメンバーがこの1年でしっかりとそれぞれの個性を打ち出していて、それらがパフォーマンスにも如実に反映されている、逞しい成長ぶりだ──初期からの代表曲を聴きながら彼女たちの足跡を反芻しつつ、このツアーでリリスクが次なるステージへと昇ったことを確信した素晴らしいライブだった。ラストにもう一度「ワンダーグラウンド」を歌い、全26曲を披露して幕を閉じた“date spot”ツアー。スタッフの熱意と愛情が込められたエンドロールの映像にも、ヘッズから大きな拍手が贈られたことも忘れずに記しておこう。

みんなが集まるlyrical school──みんなが集まるその場所には、大きな大きな愛があふれていた。

 

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