NGT48裁判 数百万円支払い、署名のない謝罪文提出、出禁で決着。山口真帆への暴行は認めるも他メンバー関与なしに疑問の声

 AKB48グループの運営会社・AKS(現ヴァーナロッサム)が、18年12月にNGT48の元メンバーで女優の山口真帆(24)への暴行容疑で逮捕され、不起訴となった男性2人に対して損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きが4月8日、新潟地裁で行われ、双方の間で和解が成立した。 和解条項として、被告側から数百万円が支払われること、男性2人の連名による謝罪文が提出されたこと、さらに、NGT48の他メンバーが山口への暴行事件に関与していないことを男性2人が認め、2人が今後、48グループが関与するイベント等に参加しない“出禁処分”を受け入れたことなどを挙げた。 NGT48裁判が和解決着 数百万円と謝罪文提出…他メンバーの関与なしも認める/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/qv64l2PAQ8 #DailySports— デイリースポーツ (@Daily_Online) April 8, 2020 男性2人と山口真帆とのやりとりについて、「山口の承諾を得ずに自宅を訪問し、少なくともドアを引っ張り合うという形で暴行したということ」「暴行事件直後に山口らから問い詰められた際、他のメンバーから山口の部屋番号を聞いたり、そそのかされて部屋に行ったなどと事実に反する発言をし、そうした録音テープが流出して誤解を招く結果になったこと」を認めた。 しかしながら、「NGT48の他のメンバーは本件に一切関与していなかったということ」「事件に関して帰宅時間を推測できるような発言をしたメンバーに対し、自宅に行くということを告げずにバスに乗っているか聞いただけで、当該メンバーは事件について何も知らなかったということ」と他メンバーの関与は否定された。 山口真帆への暴行に関して、裁判所からの事実認定を得られず、不起訴の理由も明らかにならなかった。また、男性2人が裁判中で主張した、山口と自身たちの私的交流についても、事実関係があいまいなまま和解を迎えるなど、当初、裁判の意義として挙げていた「真実の追究」は結果として不十分に終わった。 こうした事実関係が有耶無耶になった決着について、ネット上では批判が相次いで出ており、所謂「茶番裁判」と言われており、まだまだ世間への信頼を取り戻すには至らない結果となった。 深井剛志先生 @TSUYOSHIFUKAI お世話になっております。質問させて頂きたい事があります。https://t.co/0szsYvwnOyAKS和解で>提出された謝罪文はA4用紙1枚に印刷されたもので、署名や捺印等はなかったとあるのですが、「謝罪文に署名も捺印も無い」というのはよくある事なのでしょうか…?— 三鶴 (@mitsuru_Kux) April 8, 2020 普通は、謝罪文は直筆で書いて、署名と押印を行うものと思います。— 深井 剛志 (@TSUYOSHIFUKAI) April 8, 2020